らくいき

呼吸リハPTが『楽』に『息』(呼吸)する、気『楽』に『生き』る情報を発信するブログです。

転職理由

転職理由

理学療法士14年目に新人が私の後輩になった。

 

新人には内部障害はなかなか難しいとは思うが、

本人が希望しての配属だった。

価値観が違い過ぎて私が疲弊した。

 

例えば

①担当患者さんに廊下ですれ違って患者さんが挨拶しても新人は挨拶しない。

 その方は余命宣告もされている方で精神的に不安定になっていたときだった。

 「担当PTに無視された」と私に泣いて訴えてこられた。

 「挨拶はしようよ。」というと

 「挨拶したらお金いくらもらえるんですか?」と言われ

 「挨拶するように言われた。パワハラされた。」と所属長に訴えられた。

 

②新人2か月目の時にある科の部長回診に乱入し、若手医師の前で

 「あなた(=部長)はちゃんと仕事してる?診断ミスじゃないですか?」

 と言ったそうだ。

 私は現場に居合わせた若手医師に囲まれて

 「どういう教育してるの?」と言われた。

 新人に確認すると

 「ええ、言いましたけど。診断ミスですよね?」との返事。

 内容を聞くと新人の考えは何の根拠もなく

 部長が考えていることの1%の考えにも及んでいなかった。

 そのことについて指摘すると「パワハラされた。」と所属長に訴えられた。

 

③新人の担当患者さんの合同カンファレンス

(医師、看護師、コメディカルが集まり、患者さんと患者さん家族と今後について話し合うカンファレンス)で方向性が決まった。

 患者さんも家族も方向性が決まり安心していたところに新人がリハをしに来た。

 その際に

 「合同カンファレンスで決まったことは僕自身できる気がしないのでなしの方向で。

 方針変えましょう。」

 と言ったそうだ(もちろん、新人の独断)。

 患者さんと家族は混乱しナースへ泣いて訴えた。

 新人に聞くと

 「僕の能力では合同カンファレンスで決まったことは無理なんで無理と言ったまでで すが?何か?」と。

 そしてまた「パワハラされた。」と所属長へ。

 

他にも毎日のように上記のようなことが続いた。

だんだん周りもわかってくれるようになってきた。

「○○さん(私のこと)が悪いのではないのだけど主任なので伝えておくわね。

 例の新人さんが…。」

というように…。

 

ただ所属長は

パワハラって訴えられたらあなた終わりだから、

 うまく立ち回ってよ。」

と表面上は私を守るみたいな言い方で事を荒げるな的なことを毎回言われた。

 

(本当は自分の保身のことしか考えていないんでしょ?)

という思いが膨らんでいった。

 

 

新人のことだけではなくて、

病院の体制や

患者さんをモノとしか見ていないような医師の存在などいろいろあったが

明らかに新人の件は転職を後押しした。

 

少しずつ鬱っぽくなり朝起きられなくなり

体のあちこちに痛みが出るようになった。