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第30回大阪府理学療法士学術大会 ランチョンセミナー「高齢者の筋機能低下とそのリハビリテーション」まとめ

第30回大阪府理学療法士学術大会参加

2018年7月1日(日)に第30回大阪府理学療法士学術大会に参加しました。

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参加したランチョンセミナーがわかりやすくて役に立つと思えたのでまとめます!

参加したのは以下のランチョンセミナー↓

 

ランチョンセミナー ②(協賛:酒井医療株式会社) 

11:40〜12:30 座長 南部正英 (酒井医療株式会社)


高齢者の筋機能低下とそのリハビリテーション
講師 下野 俊哉 (日本リハビリテーション技術教育研究機構)

 

今回参加しただけでなく、Twitterで情報発信しながら聴いていたのでその時のTwitterを載せながらまとめます。

Twitterでまとめながら(情報発信しながら)聴くのは結構頭に残ります。

 

 

 

後からブログなどで発信しようと思うときにも使えます。

おすすめなのでよければ試してみてください!

 

高齢者の筋機能低下とそのリハビリテーション

 

 

 

サルコペニアの評価

サルコペニア四肢骨格筋量の低下があることに加えて身体機能(歩行速度)の低下または、筋力(握力)の低下がある場合に診断。

 

65歳以上の高齢者で、

歩行速度が1m/秒未満、もしくは握力が男性25kg未満、女性20kg未満である場合で、

さらにBMI値が18.5未満、もしくは下腿囲が30cm未満の場合

サルコペニアと診断。


歩行速度、握力が基準値以上であった場合は正常。

歩行速度、握力が基準値以下でもBMI、下腿囲が基準値以上であれば脆弱高齢者であるがサルコペニアではないと診断。

 

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日本人の高齢者に合ったサルコペニアの簡易基準案を国立長寿医療研究センター・老化に関する長期縦断疫学研究(NILS-LSA)が作成。

 

 

臨床で使える簡便なテスト

3つとも引っかかるときはサルコペニアを疑う。

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開眼片脚立位時間>8秒

 

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5回立ち座りテスト<10秒

 

 

フレイルの予防3大原則

 

 フレイルとは

 

Friedらのフレイルの評価基準

  • 体重減少
  • 主観的疲労感
  • 日常生活活動量の減少
  • 身体能力(歩行速度)の減弱
  • 筋力(握力)の低下

 

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               フレイルサイクル

 

 

 

フレイルイレブンチェック(簡易チェック)

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総合(深堀り)チェック

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高齢者と筋肉

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高齢者は遅筋より速筋繊維の方が衰えやすい。

 

 

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下肢の筋肉量が減りやすい。

 

 

 

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大腿四頭筋、前脛骨筋、下腿三頭筋の順で下肢筋肉量低下する。

 

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高齢者でも筋力はアップする!!

 

筋力が弱すぎる方には各弱化筋の短関節トレーニングを

ある程度筋力がついてきたら

 

スロートレーニング

スロートレーニングとは、筋肉の発揮張力を維持しながらゆっくりと動作するレジスタンス運動のひとつの方法です。比較的軽めの負荷であっても、ゆっくりと動作することで大きな筋肥大・筋力増強効果を得ることができます。関節や筋肉にかかる負荷が小さいことから、安全に行える効果的なレジスタンス運動として期待されています。

 

 

BCAA

BCAA(Branched Chain Amino Acid 分岐鎖アミノ酸)とは、バリン、ロイシン、イソロイシンの3つのアミノ酸総称です。この3つのアミノ酸はヒトが体内で作ることが出来ない必須アミノ酸と呼ばれています。

 

リハタイムゼリー

 

 

 

リハたいむゼリー マスカット味 120g×24袋

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インターバルトレーニング

 

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ポールウォーキング

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NEATとは

「Non-Exercise Activity Thermogenesis(非運動性活動熱産生)」の頭文字で、「日常の生活活動で消費されるエネルギー」のこと。

米国の運動・医科学の権威者ハミルトンは、特別な運動をしなくても、NEATを増やせば、メタボや糖尿病を防ぐことができるという研究結果を発表。

 

NEATを増やす→こまめに動くこと。あえて無駄な動きをすることがコツ。

 

NEATを増やす動き(例えば)

  • 通勤ではバスや電車の一駅分を歩く
  • 駅や歩道橋など、積極的に階段を使う
  • 職場でもエレベーターは使わず、階段を使う
  • 仕事でもプライベートでも、用事があれば自分から出向く
  • トイレは、階段を使ってほかのフロアーへ行く
  • 昼食は、少し遠くの店へ行く
  • 職場でのコピー取りやファックスは、自分で行う
  • 職場でスタッフを呼ぶより、自分から行って話す
  • 自宅では、お茶入れ、食器下げ、電話取り、新聞・郵便物取りなど、何でも自分で動く
  • 休日は家のそうじをする
  • そうじには電気そうじ機を使わずホウキで。床ふきは雑巾がけをする
  • 電気製品のスイッチ操作に、リモコンは使わない
  • 電気製品のコードの差し込みや引き抜きをこまめに行う
  • ペットと散歩する
など 。
 
 

ダイナミックフラミンゴ

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  1. 片足で立ち床から5㎝程度あげる。
  2. そのまま1分間とめる。
  3. 反対の足も同様に行う。

*1日3回行うと効果的!

 

 

かかとで床ドン

両足のかかとを上げてストンと落とす。

脚の付け根への負荷が大きく、大腿骨頸部が強くなる。

ふくらはぎの筋肉も鍛えられる。

思い立ったときに、かかとで床をドン! 1日10~20回、3セットを目安に。
*ただし、ドン!が強すぎるとひざや腰を傷めることがある。

 弱めのドン!から始めよう。

 

 

 

健都

 

kento.osaka.jp

 

 

 

まとめ